子どもの早期教育のメリット・デメリット

早期教育のデメリット2

 

デメリット五つ目、自主性の抑圧。早期教育はパターン化され、それに反応するという受け身の学習・訓練が多いと言われています。そのため、子どもは自発性・創造性の領域の発達が抑圧され、受け身的になってしまう危険があります。

 

六つ目、自己肯定感の喪失。親の期待に応える子は良い子で、期待に応えられない子は駄目な子というように自己肯定感が失われたり、大人を喜ばせるために努力するなど自分らしさを失う危険性があると言われています。

 

七つ目、パターン教育は思考力アップにはつながらい。IQを高めるためのパターン教育は、考えずに機械的に答えていくことで、頭の回転は速くなっても、思考力が高くなっていくかは疑問視されています。

 

八つ目、人間性の欠如。早期教育には、「もっと早く、もっと高く、もっと正確に」という基本原則が存在し、目に見える事柄のみを重視し競争原理が働き、目に見えない「心が育つ」過程をおろそかにしているのではないかと危惧されています。

 

では、私達は早期教育をどのようにとらえればいいのでしょうか。発達段階を踏まえた子どもに見合った教育を。早期教育をする場合、それぞれの子どもの発達段階を踏まえて無理なく進めていくことが望ましいと言えます。