乳幼児期における脳
乳幼児期における脳への刺激が脳の働きに大きく影響をあたえます。大脳生理学の観点から脳の発達の仕組みやその働きについてご説明します。
脳の中でも、運動や知覚などの中枢がある大脳皮質の神経細胞の数は約140億と言われ、生まれたときから誰もが同じ数で、その後、減ることはあっても増えることはありません。
また、生まれたときの脳の重さは約400g、6ヶ月後には約800g、そして6歳では大人とほぼ同じ大きさの1200gにまで成長します。年齢と共に脳が重くなるのは、個々の神経細胞の樹状突起が伸びてさかんに枝分かれをくり返すためであり、学習や経験によって大脳に刺激をあたえると、この神経ネットワークがいっそう複雑になります。
しかもその変化が最も起こりやすいのは誕生からの数年間、すなわち乳幼児期なのです。この脳の神経回路の変化には臨界期があり、その時期までに刺激を受けないと学習能力などが著しく劣り、3歳頃までに脳に与えられる刺激が脳の働きに大きく影響すると言われています。
さらに2歳よりも1歳、1歳より0歳、0歳より胎児というように教育を始める時期が早ければ早い程、天才児になる確率は高くなっていきます。」ということです。